2013年07月10日

鹿ジビエ料理へのアプローチ18

肉がジューシーさを作り出すのは

脂だけなのでしょうか?

この問題は鹿肉を調理するにあたって

大変重要な問題です。

なぜなら、鹿肉は赤身肉。

肉の中に脂身がほとんどない肉は

ただ焼いていまうとパサパサの肉になってしまう。

しかし、デリケートに肉内部をピンク色に焼入れすると

肉内部の肉汁が残り

しっとりとした肉になります。

ということはジューシーさを作り出すのは脂だけでなく

水分も重要だとわかります。

そう、水分はかなり肉のジューシーさを作り出すことができる

のですね。


一般的に鹿の加工でよく豚の脂を使われますが

そんなことをしなくても良いと私に教えてくれました。

ただ、脂のジューシーさと水分のジューシーさは違います。

しっとりと表現したほうが良いかもしれません。

このことから、鹿のパテ、ハムはしっとり作ることができました。

加工が良いところは

さらに鹿ハムが良いところは

鹿の前モモを有効活用できることです。

ももの前の部分は肉の塊ではありますが、

スジも多い。

煮込み以外に使いづらい部分です。

この部分を筋のところと肉の部分を分け

肉の部分をミンチして使います。

さらにのこったスジも加工して

混ぜて使うとスジの部分がアクセントになった

ハムが出来上がるんです。

スジもうまく使えるのがミソ!



鹿ハムはスライスして食べても良いけど

炒めたり煮たりいろんな応用ができる

とこも魅力です。


鹿ハムが出来てみてパンに合わせたいと考えました。

それが、鹿バーガーにつながったのです。


しかし、鹿バーガーには結局鹿ハムは使えませんでした。

次回はそのことについて書いていきます。


またまた、お付き合いくださいませ!


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